特許と経営の関わり(その2)
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市場をコントロールすることができる
逆に他社の力を借りることによって、大きな利益につなげることも可能になります。例えば他社の営業力が自社よりも優れている場合を考えてみます。自社で販売すると100個しか売れませんが他社では1,000個売れるような状況ですと、自社の営業力を強化するよりは、他社にライセンスを与えて販売数を増やす方が大きな利益が得られる可能性があります。
つまり、自社で独占的に行うにしても他社と一緒に行うにしても、選択する権利は特許権を持つものが握っている訳ですから、自社の意向によって市場をコントロールすることができるのです。
技術力の高さをアピールすることができる
特許を保有する中小企業は、持たない企業に対して営業利益が3倍以上
そらまめ総合特許事務所 代表弁理士 上村欣浩(かみむら よしひろ)
家電メーカで設計開発、特許事務所で国内海外の特許業務を経験した後、さいたま市浦和区に「そらまめ総合特許事務所」を開設。機械系の特許業務を中心として、知的財産に関する様々なご相談に応じています。
web : http://www.soramamepat.jp