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ビジネスマンに起こりがちな身体的トラブル。仕事の効率を低下させる不快な症状を、軽減させるワザは?!           

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症状 肩こり①

書類作業をすると、肩がこる理由

営業報告に社内稟議‥、さまざまな書類を作成する時に、肩こりを感じる人は少なくありません。肩こりの原因はさまざまですが、デスクワークで長時間同じ姿勢を取り続けると筋肉が疲れて固くなり、コリやだるさを感じます。「座っているだけなのに筋肉が疲れる?」と思われるかも知れませんが、人間の頭部は5~6㎏もの重量があり、これを支え続ける首の筋肉は常に緊張しています。また座ったままの姿勢は血行不良になりやすく、筋肉への酸素供給が減るため、さらに筋肉が疲れて固くなります。

放って置くと肩こりが「慢性化」することも

肩こりを感じたら、少しでも筋肉の緊張をほぐすように心がけましょう。「肩こりぐらい‥」と放置すると、硬くなった筋肉や溜まった乳酸が末梢神経を傷つけることも。末梢神経が傷つくと、常にコリや痛みを感じるようになり「肩こりが慢性化」した状態になります。

書類仕事で肩こりを感じたら、少しだけ仕事の手を止めてストレッチ

筋肉の疲れを和らげるには、ストレッチが効果的です。「そんな暇は無い」でしょうか? わずかな時間のストレッチで筋肉の疲労を緩めることが出来れば、肩のコリやだるさにストレスを感じながら仕事をするよりも効率が上がる場合もあります。

デスクで出来る簡単ストレッチ 【首回りのストレッチ】 手順1

1:座ったまま右手を椅子の座面裏にひっかけます。

デスクで出来る簡単ストレッチ 【首回りのストレッチ】 手順2

2:頭を左に傾けて、首から肩にかけての筋肉をぐーっと伸ばして行きます。この時息を止めて行うと血圧があがるので要注意! 息を吐きながらゆっくり10数えましょう

デスクで出来る簡単ストレッチ 【首回りのストレッチ】 手順3

3:一旦頭をまっすぐにして、次は左斜め前に頭を倒して、首から肩甲骨にかけての筋肉をゆっくり伸ばして行きます。くれぐれも息を止めないよう、息を吐きながら10秒間行います。

 

4:次に左手を椅子座面の裏にひっかけ(図1の左右反対)、左側も同じように、首から肩(図2の左右反対)、肩から肩甲骨(図3の左右反対)、の順番でストレッチします。

 

[ 注 意 ]

腕は椅子にひっかけるだけで、力が入らない様にします。伸ばしたい筋肉を意識して、ストレッチするようにしましょう。

 

肩こりの起こる原因は、今回ご紹介した姿勢による筋肉疲労の他に、眼精疲労によるものや肩関節の筋力低下などさまざま。次回はデスクで簡単に出来る肩の運動をご紹介します。

 

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ストレッチ及び運動指導

筑波大学理療科教員養成施設 鍼灸あんまマッサージ師

小林智子

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ライター紹介

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