人手不足にならない企業とは(その1)
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人手不足で企業経営に赤信号が・・・
アルバイトやパートが集まらないので、営業時間を短くしたり、休日を増やしたりしているラーメン屋さんは、せっかく行列ができる店として認知されたのに、売上は横ばい、2号店を出店できません。
確かな技術で定評がある内装工事業の会社では、中堅どころの職人さんが退職された後人員の補充ができず、社長は現場対応に追われ、本来の仕事である経営判断やトップ営業に時間を割けません。徐々に売上が下がり始め、もう2年になります。
生産人口は20年で10%以上減少
経営を成り立たせる大前提である「ヒト、モノ、カネ、情報」。もっとも大切であるヒトの不足により、必要な仕事が十分できない、新しい取り組みができない。人材不足はイコール、企業経営を危うくしてしまうのです。
人手不足に悩まない企業の特長とは?
多くの経営者様が「うちも困っているんだ」「若いひとはすぐ辞めてしまう」、と嘆く中、少数ですが、「いや、うちは全く困っていないんですよ」「ここ数年、辞めた人はいません」という回答が返ってくる企業に出会いました。
不思議に思った私は、さらにその理由を尋ねたところ、人手にまったく困っていない企業については、いくつかの特長があるように思われました。
一つは、強力な商品をもっていること、二つ目は働き方の自由度です。
次回はこれらの特長持った企業を紹介します。
池田史子(いけだふみこ) 中小企業診断士。
ITベンチャーに創業メンバーとして参画し、クラウド・サービスの開発責任者として、システムの企画・開発、従業員採用・育成、組織作りに携わる。2009年中小企業診断士に登録し、2011年独立。現在は、行政や金融機関を通じて、さまざま業種、業界の中小企業、創業者へのコンサルティングを行っている。融資と補助金に強い事業計画立案と実行支援に強みを持つ。 ビジネスにおけるマインドのあり方に興味を持ち、ダイバーシティ経営、ジェロントロジー、企業と働く人とのパートナーシップを研究している。